7月31日:今日の市場の見方

今さら特に言うこともない市場ですが、この相場には本当に難しい部分がありますよね。先読みしようとしても、トランプさんのコロコロ変わる政策や石破首相の動きで反応が早くなってしまって、先を読む前に一度波乱がある——そんな感じだと思います。ですから、自分としては、この相場はとにかく難しい。特に需給面でややこしいこの時期は、「動き始めた方につく」という気持ちが大事なんだと思っています。

その中で、フジクラなんかは外資系の動きもあって非常に強いですよね。データセンター関連として動き出した一つだと見ています。とはいえ、今からその株を買うという感じでもないので、そこに付随する「データ読み込みの技術」や、それを「利用する会社」「活用する企業」などに分けて見ていくのが良いと思います。積層セラミックやクリーンルームなどの必要性も、データ保持の観点から考えると大事になってきますし、ある意味AIの発展によって高い技術を持ったプログラムのニーズも始まってきています。

特に技術関連は、今かなり忙しくなってきていて、AIが進化すればするほど研究が深まり、その解析もスピードアップするので、次の技術への対応が非常に重要になってきます。だから、自分としては情報技術やプログラム系を追っているんですが、意外に決算が良くても株価が下がることが多くて、決算をまたぐような持ち方はせず、確認しながら攻めるようにしています。

まあ、攻め方は人それぞれの個性ですが、多分、狙う方向はこういう発想である程度固まってきたと思うんですよね。そういう人は、少し長い目で見て、買うときにちょっと待ってみる、そんな感覚で良いんじゃないかと思います。慌てるような相場でもないと思いますしね。