面倒な展開(8/1朝の講義)
「7月31日の日経平均は+415円の4万1069円となり5営業日ぶり反発。米国株式市場は下落。ダウ平均は330.30ドル安の44130.98ドル、ナスダックは7.22ポイント安の21122.45で取引を終了した。」
いや、こういう展開は本当に面倒くさいですよね。NY株の数字はともかく、物色の流れは悪くない方向なのに、「薬価を下げろ」なんて話がまた出てきて、気分が悪くなりますよ。そして半導体関連も、企業ごとの良し悪しがハッキリしてきたからこそ、余計にややこしい展開です。良くても売られる銘柄が多くて、一定の水準まで来たら相場も一巡ということなんでしょうが、朝になるとまた憂鬱な流れになるのは嫌になりますよね。
ここを抜け出したら、大きな展開に変わると思っているんですが、その“ここ”が越えられない。だから下げの過程で買った人が捕まったままになって、個別株への視点もどうしてもこじんまりしてしまうんですよ。昨日の5214日本電気硝子なんかは良い動きだったのに、あれが粘れないとなると、ちょっと痛い展開になってしまいますよね。
でも、自分としては、こういう高い技術を持っていて、好決算を出し続けられるような企業とか、高いシェアをしっかり維持している企業は、やっぱり狙い目だと思うんですよ。そういう企業が個別にしっかり伸びていかないと、この先の相場も面白くならないですからね。確かに、トランプさんの一言で振り回されるような日もありますけど、そういう時こそ、良い企業の押し目を冷静に拾っていく「地味な」感覚を持っていたい、そんな日だと思っています。
4011ヘッドウォーター、9005東急、6997ケミコン