銘柄記録8月3日:今週の市場の見方

8/3備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

8016 オンワードホールディングスは総合アパレル大手の一角で、「23区」「自由区」「五大陸」などのブランドを百貨店などで展開しています。昨年には若年層の顧客を取り込むため、カジュアル衣料を展開する「WEGO」を完全子会社化。先日の決算では安定した数字を出しており、この方針転換がうまくいっているように感じます。2026年2月期の営業利益は前期比+13.3%の115億円を計画。商品戦略の強化と在庫管理の徹底による利益改善が見込める、高配当銘柄としても注目しています。

4011 ヘッドウォータースはAIを活用したソリューションを展開する企業で、業務分析から開発、運用、保守まで一気通貫で行っています。AI移行が進み、DXを軸とした高収益モデルへの移行を重視している印象。先日はマイクロソフト関連の記事も話題になりましたが、技術力の評価は高いです。今期は事業の切り替えもあり、収益の伸び自体は控えめですが、前期と同水準は維持しており、今後は提携案件の増加など将来性を感じさせる銘柄です。

5214 日本電気硝子はFPD(フラットパネルディスプレイ)用ガラスと自動車用ガラス繊維が柱の企業です。先週は堅調な決算が好感されて株価も上昇しましたが、今週は相場全体の調整もあり、反動からの押し目待ちの雰囲気です。自動車用はやや停滞していますが、コスト削減が奏功し黒字を確保。米国内では地産地消の体制を敷いており、関税の影響も小さめ。新商品の薄型ガラスに対するアナリストの評価も高く、人気化したあとの投げを拾うスタンスで見ています。

6330 東洋エンジニアリングは以前にも紹介した銘柄ですが、すでに株価は倍化しており、現水準ではやや魅力が薄い印象。ただ、今回のような全体下落相場の中では、希少金属関連としての材料性が目を引きますし、トランプ氏の政策の影響も受けにくく、むしろ“国の威信”が問われるようなテーマ性もあります。まだ明確な答えが出ていない分、空売りも増えてきており、短期的な調整があれば狙ってみたいと感じるタイプの銘柄です。