銘柄記録8月6日:今日の市場の見方

8/6備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

5258 トランザクション・メディアは流通端末向けに決済システムを提供している企業で、センター利用料などのストック収入が7割を占めています。以前は端末販売が苦戦していましたが、新機種の導入から状況が様変わりしてきました。センター利用料も反発してきていますし、データセンターの移設費がかかっていたのも、今期からは剥落してきますから、黒字復帰の流れに入ってきます。この「データセンターの活用」という流れになると、市場はまだまだ“作る側”ばかりを見ていますが、同社はすでにウエルシアや東海道新幹線のモバイルオーダーサービスなどに新システムを採用されていますよね。

7361 ヒューマンクリエイツはもともとはIT技術者の派遣が主力の企業ですが、最近は買収を活用してコンサルや開発へと向かっています。ITコンサルや受託開発・保守に舵を切ったことで、収益構造が大きく変わってきました。人件費の増加で微増決算ではあるものの、“人材は財産”であり、将来的には大きな収益を生む力になると見ています。業務委託先だった企業を買収したりと、動きとしても面白い企業ですね。

8023 DAIKO XTECHは富士通が筆頭株主のSIベンダーで、通信機器と情報システムが主力。ソリューションの受注が増えてきています。AIの進展を背景に、ERPやセキュリティ関連が伸び始めていて、これまで親会社がいることで利益率が低くなりがちでしたが、最近では利益率の向上を社としての目標に掲げており、実際に高水準の収益を出してきています。大株主の存在から、買収などの話が出てくる可能性も考えたいところです。

6617 東光高岳は電力ネットワークを主力とする企業で、今後はデータセンターによる電力需要の高まりで、より重要な立ち位置になっていくと思われます。実際、配電機器の需要は復活してきており、入札停止解除の影響があったとしても、成長の流れはしっかりしています。半導体設備はやや頭打ち気味ですが、同社のシェアは拡大中。こうした内需型の企業は、今のうちに押さえておきたいところですね。