8月14日:今日の市場の見方
昨日後場のクロス商いから、流れが少し変わった気がしますよね。それでも、買い戻しや目先の買いは強く、一定の思惑に向かって動き出すと、自動売買はトレンド追随型だけに簡単に変化してしまいます。つまり、方向性は一方通行になりやすく、それを止めるには一定の換金売りをする人が必要なんです。
先々週に売っていた外国人投資家も、先週の休暇スタートから外資が買っているように見えます。ですが、昨日の動きは「売り持ちから買い」という形で、玉数はほとんど変わらないような商い。まるで、自動売買のシステムがブレイクした瞬間に勝手に注文が出るような感じの商いですよね。最近は自動売買の資金規模が大きく、この地合いでは一般個人が動きにくいので、売りが少なく上げ意向さえあれば、自動売買が市場を牽引していることが多いです。
そして最後にはまとめに入る傾向があるので、13時過ぎから動きが重くなり、14時前後には反対売買、さらに引け前にもう一回売りが来る…そんなイメージでしょうか。こういう商いだからこそ、自分としては一度は止まらないと、乗れていない人が最後まで乗れないような強い相場はないと思うんです。そういう「何かを感じる場面」なんですよね。
それが昨日のクロスや、手を出しにくい個別株の動き、寄与度の高い5銘柄だけでの牽引と考えると、深押しはないにしても、一度は大人しくしたくなります。この市場には本当に厄介な部分がありますが、みんなトランプさんの自由さを忘れてしまっている気がします。この男がこのまますんなり関税をやると思いますか?
自分は正直、この人を信用できないし、そんなに良い人とは思えないんですがね。みんなが忘れてしまっていることがある気がして仕方ないんですよ。