しぶとさはある(8/15朝の講義)
「14日の日経平均は -626円の4万2649円となり、7営業日ぶりに反落。米国株式市場は小幅反落。ダウ平均は11.01ドル安の4万4911.26ドル、ナスダックは2.47ポイント安の2万1710.67で取引を終了した。」
今日は週末ですし、材料をポジティブに考えても水準が高いので、どんどん上へは行きにくいでしょうね。ですが、本当にしぶとい。昨日も書きましたが、乗れていない人が「新しい市場になった」との解説記事を見て強気に転換しているんですよね。だから、悪い話もポジティブに受け取る流れで、本当にやりにくいんです。米国の生産者物価指数(PPI)を見ても微妙な数字ですし、FRBにプレッシャーをかけても政策的には難しい部分です。
そんな中で、日本に金利引き上げの重圧をかけにきた米国ですが、これはきついと思います。結局は言うことを聞くのでしょうが、本当に景気が良ければ別として、今の日本は消費力が弱い。インバウンドがなければ飲食業も本当に厳しくなっていくでしょう。金利でどうこうする水準ではないのですが、根本的には運用上の問題でリバランスなどが起きやすいです。
来週予想できる一番単純な話は、日経平均が4万3000円近くにあるため、マルチアセット運用では金利を織り込んだ債券を組み入れ、リスクの高い株式を売却する動きが普通に起こるということ。そう考えれば今日は本来、買いにくい日です。ところが、回転が効いて資金が浮いている投資家が、好業績銘柄の押し目に買いを入れやすいので、結局は底堅い雰囲気になるんですよね。
紙一重の強さは、このままトランプさんが関税率15%で認めてくれればいいのですが、あの人はまだまだ揺り戻しを平気でやる人ですからね。
7776セルシード、6597HPCシステムズ、3967エルテス