続投(9/3朝の講義)

「2日の日経平均は+121円の4万2310円となり3営業日ぶり反発。米国株式市場は続落。ダウ平均は249.07ドル安の45295.81ドル、ナスダックは175.92ポイント安の21279.63で取引を終了した。」

自民党の党三役が辞任の意向を示しましたが、首相は当面続投を話しています。選挙の責任を党三役が取ることはよくありますが、今回は「3連敗」という重みがあるだけに、党員としてはちょっと考えたいところですよね。ただ、首相が辞めない理由として「政治を停滞させるわけにはいかない」と言うのは、この人らしいというか、一見正しいようで、見方を変えれば野党との連携を考えた場合、逆に政治が停滞する可能性すら感じてしまいます。

今は課題が山積みで、特に関税問題は大きなテーマです。これをそつなくこなすには、ある程度の政治力と馬力が必要で、若手では難しい。国内人気だけで切り抜けられる問題ではないと思います。気づけばここまで人材不足なのかと思うし、かつて言われた「挙国一致内閣」という言葉もありますが、足並みが揃っていない印象です。要は「求心力」ですよね。

対抗馬がベテランであるものの、そのベテランは「政治と金」という悪しき伝統を引き継いでいる。このことが選挙で負けた一因でもあるでしょう。石破さんなんかは策士という感じがします。しかも、その肝心な関税が米国の裁判で「違法」と判断され、財務不安からNY株が下落しているんですよ。これって大きな問題じゃないのかなと思っていましたが、日本市場はどこか鈍感で、「玉の都合」だけで動いていますね。

3083スターシーズ、3687フィックスターズ、2395新日本科学