9月3日:今日の市場の見方
この市場は実態の経済というより、多くは「玉関係」で動いています。いわゆる都合であって、9月や3月は経済の先行きや企業内容に関係なく動き始めることが多いんですよね。決算やメジャーSQ、配当などの思惑が強まる時期です。そんな中で、上がった幅が大きすぎて下落しはじめても「売りたい」気持ちが強くない。むしろ、空売りは上げるときよりも下げるときに多いのが特徴です。今日なんかは売りたい気持ちが強そうですが、個別主力株の中には日柄整理が済んだものもあるし、異常に強い個別株は借株や空売りが逆に上昇の糧になっています。
だから「取れそうで取れない」状況になるんです。特に今日は引けでリバランスの買い需要が相当大きい。NTTデータのリバランスなんかは影響力があると感じています。資金の流れを考えれば、今日の引けに売りが出ても、もし早い時間に市場が下がっていれば買いが入りやすいとも考えられる。つまり、ムードや経済だけでなく「需給」が本当に大事なんですよね。
自分は仕手系が好きだから、今はラッキーな流れを拾えていますが、大事なのはここからの組み立て。今やるか、もう少し様子を見るか。SQまでまだ日があるので、米国の雇用統計や失業率を見てからでも遅くない気がします。ただ「下がるなら仕掛ける」という視点も持っておかないといけないんですよね。こういう考え方は難しいかもしれませんが市場の醍醐味。当てるよりも「組み立て」の方が面白いのが、今の地合いだと思っています。
まあ、次は好業績株かバイオ株あたりからだと思いますがね。