後付け(9/4お昼の講義)
「4日前引けの日経平均株価は反発。前日比517.27円高の4万2456.16円で前場の取引を終了した。」
日経平均は今日は「500円台までは最低行かないと」と朝からLiveで話していたんですが、その手前で急に売ったり買ったりが出て、しかも先物の売り物・買い物が非常に少なくて、自由な商いになっていました。もっと言えば、朝は昨日の買い戻し分で上がったんですが、材料的に「明日は買いにくい」と思わせる流れになってしまうから、空売りの買い戻しに合わせて皆が売ってしまったような雰囲気もあります。
上がると「赤沢氏の訪米で何かが決まった」という言い方で市場は流しますし、確かにそれなら分かる気もしますが、実際には非常に難しい部分が市場には残っています。というのも、トランプ氏の発言で「裁判で関税が認められなければ、欧州・日本などとの協定は無効になる」という話も出ていますし、まあそりゃそうだよなと思うわけです。つまり積極的な買い要因ではないんです。結局のところ、何らかの玉関係が今も生きていて、SQポジションを意識した動きだと思いますね。
ただ、雇用統計の判断次第では「悪ければ金利低下でポジティブ」「でも景気悪化懸念でネガティブ」と両方の見方が同居している状況です。そんな中で今日みたいな上げをやられると、どうしても8月のあの急騰を意識してしまいますよね。ほんと、めんどくさい。ややこしい相場になったものです。
6981村田製作所、2181パーソル、5288アジアパイル