9月5日:今日の市場の見方

普通ならば「行った行った」を想定する場面ですが、なんか気になるんですよね。だから、どこかで一押しあるのか、あるいは買える銘柄が限られてしまうのかということです。非常に厄介な市場で、強弱がぶつかり合っていましたが、下値が堅かった8月の流れとは違います。そうした環境は「残が多い」という見方があるし、ここから上は景気次第という部分だから、ラストランまたは最後のリバウンドとも言えるのです。

相場と経済は違うというのは分かりますが、今回は失業率が大きなテーマになっていることから、市場がリセッションを気にしているのはよく分かります。雇用統計の内容次第では、0.5%の利下げでないと間に合わない部分もありますし、ここらでストップさせておかないと厳しいという状況です。ただ、そこにもう一つの朗報として「トランプ署名」が入ってきました。これをリスクオン的に考えたら「雇用の確保」という部分に繋がる企画で、米国の狙いがそこにあるのが見えるんですよね。

まあ、そのために各国の負担はきついですが、それを裁判で認められなければ米国はその関税を使えないし、財政悪化もあります。減税などの政策も頓挫してくるでしょう。なんか本当にどこが正しいのか、この時間でも迷うんですよね。ただ、もし何も懸念しなければ朝一から4万3000円でしょうし、抑えられていた鬱憤からSQ前の売りの手仕舞いを踏まえたら、ミラクルSQの可能性もあります。

そうした期待と不安の中で外資の持ち玉の話もありましたよね。GSは4万3000円以上で良いし、買い上がったCTAの玉の話とか。それら全部「忘れたことにしてくれ」という流れになるんでしょうかね。そうなったとしたらメディアの功罪は大きいと思いますよ。

自分はLiveでも話したように昨日からアドバンテスト中心に買っていますが、それらを含めても目先は上だったと見ています。問題は、個人投資家が好む株の「失速」なんですよね。