ここまでか、ここからか(9/8朝の講義)

関税問題が一巡して、ここから市場は経済についての論議になるのが普通だと思います。ですが、この世界は「いい加減にしろ!」と言いたくなるくらい、次から次へといろいろなことが出てくるんですよね。その中には実際はあまり気にしなくてもいいことも含まれていると思います。

例えば、日本が米国と調印した直後に「次は半導体だ」なんて言わなくてもいいと思うし、韓国と話がまとまったと思ったら、週末には現代自動車の米国工場で475人の労働者が不法就労で拘束される。いろいろ不備はあるにしても、慣行例ということもあるんだから、どうにもよくわからないです。言えることは、東アジアや東南アジア諸国は米国から「仲間」とは見られていなくて、特別視される国でもないということ。

さらにEUでは、グーグルに広告独占で制裁金が課せられるという話が出て、トランプ大統領が報復を示唆したという内容もありました。そんな中で週末のNY株の乱高下は「雇用統計を気にした動き」とも言えますが、本当に焦点は何だったのか疑問なんですよね。日本もこの関税を国会が承認しないでしょうが、承認不要で進むそうです。その時に、今もめている中国・インド・ロシアの反米国対応が話題になっているのに、野党の中には「インドや中国と組むべき」なんて軽く言う人までいます。ブラジルや北朝鮮、イランなども加わってきそうですし、核の数もいい勝負になってきたんじゃないか、というちょっと怖い状況です。米国のスパイ報道など、メディアも荒れるのを楽しんでいるように見えます。

そうした時に日本の総理大臣の問題も出てきましたが、さすがに疲れてきて「上がるなら解散の方がいいんじゃないか」なんて気分になりますよね。米国のインフレと世帯別所得がカギだと思いますが、そこまで頭が回らないくらい、あれこれ出てきて正直疲れます。今日は満月、源太カレンダーのポイントの日なんですよね。

8115豊田通商、7771セルシード、4592サンバイオ