業績相場(10/29朝の講義)

【源太カレンダー2026】発売のお知らせ
🗓 発売日:2025年11月4日(火)
💻 電子版:11月4日(火)10時より購入可能
📖 冊子版:期間限定受付(11月10日〜19日)

投資家のための先読みカレンダー。

ご購入・お申し込みは公式販売サイトより

「28日の日経平均は-294円の5万0219円となり、3営業日ぶりに反落。米国株式市場は続伸。ダウ平均は161.78ドル高の47,706.37ドル、ナスダックは190.04ポイント高の23,827.50で取引を終了しました。」

アドバンテストの決算は、株価が上がってきた要因を裏づける内容でした。ただ、PERの評価というのは、時として“市場のムード”で変わってしまうものです。今の状況なら当然評価される数字ですが、市場が下方向に向かう局面だったら、「出尽くし」や「織り込み済み」などと言われて売られるんですよね。それだけ、今の地合いが強いということだと思います。

エヌビディアが次々と提携や共同研究を表に出してきて株価を押し上げています。こうした流れを見ると、日本市場でも株価が高くても“分かりやすいAI関連銘柄”に資金が向かうのは当然ですよね。フジクラやソフトバンクの決算を考えれば、あと2回くらい上値を試してもおかしくないような気がします。つまり、この市場は“金融相場”でありながら、“業績相場”の要素も伴うようになってきたということです。

ただ、“将来性”という視点で見れば、一般銘柄の好決算は短期で終わることが多いです。水準がまだ低い分、過熱感はなくても、昨日のように少しでも決算に傷があると売られるし、反発も鈍いんですよね。まあ、今日は買い戻しが入ると思いますが、レシオも低いので、買いが入った時に空売りがあまり溜まらず、結果として“買い戻し主導の上昇”は成長産業に限られる展開になると思います。

しかし、それにしてもグロース株は安いですよね。似たような研究をしていたり、技術を生かせる企業も多いのに、まだ評価が追いついていません。

9337トリドリ、9142JR九州、90458京阪HD