銘柄記録10月29日:今日の市場の見方

10/29備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

9142 九州旅客鉄道は新幹線運営に加え、在来線の観光列車が好調です。というか、非常に工夫していますよね。外食、不動産、流通など、資産の有効活用も光っていて、まさに外資などが言う「企業のあるべき姿」だと思います。
バランスが非常に良い経営ですし、好決算予想ながら株価は低迷中。市場テーマが変わりつつある今、そうした流れの中で注目しておく価値はあると思います。

7352 TWOSTONE&SONSは、フリーのITエンジニアと企業をマッチングする事業を展開。ITエンジニア不足のなかで単価も上がってきており、必要性の高さから収益性は良好でした。ただ、フリーランス側は好調でも、社内で囲い込む人材の確保が想定以上に難しく、伸び悩んだ数字。人材派遣事業にも本格的に乗り出したため、その経費も影響しているようです。来期に向けて人材確保も進んでおり、この押し目は丁寧に拾っておきたいところです。

9337 トリドリはインフルエンサーと企業をつなぐ、新しいタイプの宣伝支援を行う企業。個人事業主の利用が多く、小資本でも宣伝できる仕組みが魅力です。最近のネット広告は高コストで“怪しさ”もあって敬遠されがちですが、同社のように「趣味や信頼性でつながる広告」は逆に重宝されます。数字も順調で、チャートにも妙味が出てきています。市場でもグロース系が活躍している今、流れとしては悪くないと思います。

6597 HPCシステムズは、科学技術用コンピュータ(HPC)を企業や大学に納入している企業です。計算化学向けの需要が好調で、解析ソフトも堅調に推移して業績に寄与しています。また、自動運転開発の現場で使われるエッジAIが、膨大なデータ処理を行う際に活躍しており、同社の技術が生きています。AIの進展とともに、こうした分野の需要は着実に拡大していく流れだと思います。