10月30日:今日の市場の見方

寒暖差が激しいですね。天気のいい週末に衣替えでも、と思うのですが、なぜか週末に限って天気が悪いんですよ。そうなると、もうやる気が出ないんですよね。つまり、自分はずぼらなんですが、なんか気分が乗らないとできないタイプなんです。ところが、実際は秋が過ぎた冬のような気温で、ついこの前まで30度でしたから、身体が寒さに慣れていないんですよね。だから、適当にそこらへんにあるものを着ているんですが、家の者は「気温は冬じゃない」と言いながら、床暖房をつけた部屋で丹前を着ています。こっちは今から外に出るんだぞ、と思いながらの朝の貴重な時間帯です。

市場は明らかに“一部の銘柄だけで動いている”という感じの5万円台。多くの銘柄が、その関連で売り買いされていると思っています。それでも、気分的に「人気株」に乗れない自分は、どうしてもおかしなほど下がったものから考えてしまうんですよね。関連銘柄からテーマを探すのも悪くないですが、どうも自分には早い展開は向かないんです。たとえばデータセンター関連。今すぐ動くテーマじゃなくても、割安で放置されているものがある。そういうのを買っていたら「センスがない」と言われました。

253Aという会社が、自分には“事情が良い”と思えたのは、企業リリースで「データセンターが非常に忙しい」と書いてあるのに株価が下がっていたからなんです。昨日は少し反発しましたが、「いや、こういうのって今の地合いじゃ合わないだけで、批判されるようなことなのか?」と、つい思ってしまうんですよね。確かに季節外れかもしれませんが、そういう感性こそが普通の動きなんだと思うんです。今流行の“寄与度の高い銘柄の循環物色”は、自分にはどうも合わない。本当の意味で経済を買うなら、そういう地味なところに価値があると思っています。

でも、どうしても過去からの尺度や今の“常識的な”見解で話すから、少し人とずれてしまうんですよね。今日も、自分らしい独自の見方でいきます。