銘柄記録10月31日:今日の市場の見方
10/31備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
1802 大林組は関西発のゼネコンで、「大阪IR株式会社」の株主でもあります。「万博跡地開発」という大きな構想の中で、IR建設の施工者という立場が非常に有利になっています。関西の開発がいよいよ本格的に動き始めている印象ですし、高市政権も具体的な方向に入ってくると見ています。維新の会としても、IR構想を早く進めたいという思惑があるようで、その流れに乗る形になるのではないでしょうか。
9337 トリドリはインフルエンサーと企業をつなぎ、拡散型の宣伝を行う企業です。過去のように大手企業中心ではなく、個人事業主を開拓して“小資本でも宣伝できる”形をとっています。最近のネット広告は高いわりに怪しさが敬遠されるケースも多いのですが、同社のように信頼性のある仕組みは逆に重宝されます。数字は順調で、株価が低迷している今の水準は注目しておきたいところです。市場の物色が変わるタイミングでは面白いと思います。
9045 京阪ホールディングス(HD)は大阪と京都を拠点に、電鉄・不動産などで収益を上げている企業です。今期は万博の恩恵が大きかったものの、今後は京都のインバウンド需要が追い風になると見ています。
10月のダイヤ改正では特急の有料席を増やし、運賃の値上げも効果的。さらに、不動産収入の増加も見込まれます。IR構想の一角でもあり、長く見ていける企業だと思います。
7739 キヤノン電子はキヤノンの子会社で、プリンターやカメラ向けコンポーネントが堅調に推移しています。在庫整理が進んで収益を上げやすい状況になっており、注目されます。親会社の方針としても集約を進める動きが見られ、利益率の高い企業を対象にTOBなどの思惑もあるかもしれません。親会社は資産効率を重視するため、“物言う株主”の存在を嫌う傾向があり、その点から見ても中長期での見方が必要だと思います。
