強くても重い気持ち(11/4朝の講義)

本日10時より、電子版の販売を開始します!

【源太カレンダー2026】発売のお知らせ
🗓 発売日:2025年11月4日(火)
💻 電子版:11月4日(火)10時より購入可能
📖 冊子版:期間限定受付(11月10日〜19日)

投資家のための先読みカレンダー。

ご購入・お申し込みは公式販売サイトより

日経平均は順調に上がっていますが、逆に「上昇の仕組み」が見えてきてしまった分、主力株が少し重くなる可能性もありますよね。極端に言えば、決算発表などのイベントが一巡したあと、新規の買いが“マネーゲーム的な動き”にとどまってしまい、次の買い材料が見つからなくなることだってあります。現状では、空売りがまだ切れていない状況や、「高市トレード第2幕」というテーマ性もあって強さはありますが、買い要因としては前の段階よりもやや弱まってきた印象です。

もう一歩考えると、寄与度の高い銘柄のトレードは、ヘッジとして先物ではなくオプションを使うことが多いんですよね。9月〜10月はプットをほとんど使わず、寄与度の高い銘柄で値幅を取る形でしたが、今月に入ってからは金額の張り方が違います。そのため、納税を意識する米国系の資金は、今月のどこかで一度途切れてしまう可能性もある。そうなると、市場が重くなったときに下支えしていた買い戻しも一巡し、一定の調整が必要になるかもしれません。

とはいえ、好調な物色の流れはまだ続いていますし、ソフトバンクの動きも残っています。ただ、トヨタの決算あたりからは、少し“思案”の段階に入り、高市政権による内政相場へ移る可能性もあるでしょう。そう考えると、三連休前にあれだけ強かった“売り方の買い戻し”も、一段落して流れが変わってもおかしくないと思います。ですから、今週のスタートは慎重に。週末に好決算を出した銘柄の動きを、しっかり見極めたいところですね。

6361荏原製作所、9064ヤマトHD、9142九州旅客鉄道