想定は当たっても相場で負ける(11/4お昼の講義)

【源太カレンダー2026】発売のお知らせ
🗓 発売日:2025年11月4日(火)
💻 電子版:11月4日(火)10時より購入可能
📖 冊子版:期間限定受付(11月10日〜19日)

投資家のための先読みカレンダー。

ご購入・お申し込みは公式販売サイトより

「4日前引けの日経平均は4日ぶり反落。前週末比50.20円安の5万2361.14円で前場の取引を終了した。」

朝から確かに、寄与度の高い銘柄には売りが出ていますが、建設株や好決算株がしっかり支えている間に、10時を過ぎたあたりから上値を取りにくるんですよね。しかもその上げ幅が大きくて、ちょっとびっくりしました。偶然、下がっていた株式のリバウンドも重なったようですが、この市場の“しつこさ”と“強さ”がうまく噛み合った感じです。

下がってもしぶとい相場というのは、とにかく売りが出ながらも底堅いということでしょう。一般株が安すぎるという印象もありますが、それが逆に市場の底の堅さを示している部分でもあります。しかも、最近は空売りが多く、TOB価格を超えて買われる銘柄も出てきています。それだけ売り残が積み上がっているということですから、結果的に人気株がなかなか下がらない状況になっています。

ただ、自分が見る限りでは、決算を終えた寄与度の高い銘柄には売りが出ていますし、一般株は連続性に欠ける動き。ですから、想定は当たっても結果的に損をするというケースも多い流れです。正直、今の地合いでは自分は少し“買いづらい”と感じています。買うとしたら、派手さはなくても、地味で実力のある一般株あたりでしょうかね。

“固そうに見えるもの”が、実は錯覚だった──そんなことも相場ではよくあることです。

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