銘柄記録11月7日:今日の市場の見方
11/7備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
9064ヤマトホールディングスは宅配業でシェア約4割。今期は人件費の高騰に対して、積載や輸送のコスト削減を進めるための設備投資による出費が多く、減益要因になっています。セイノーの前期の状況と似ていますね。売上は落ちていませんし、値上げ以降は収益率も高くなっています。株価は一時下がりましたが、その後は底堅く推移。今日のような週末は、少し注目しておきたいところです。
8058三菱商事は総合商社の大手。資源に強く、機械・食品・化学品など、事業基盤がトップクラスのものも多いです。ここから景気が良好に向くと考えるなら、同社の組織力や含み資産を見ても安定感があります。ウォーレン・バフェット氏の「再び資金を入れるのでは」という話もありますが、世界的に株を売っても日本の商社は売らない流れ。何か刺激が入れば面白い動きになるかもしれません。
3927フーバーブレインは、セキュリティソフトや働き方改革ツールの開発・販売・保守を手掛けています。ITサービス分野では、買収した2社の業績貢献が進んでいます。最近では「働き方改革」の流れが少し変わり、情報漏洩や内部不正対応の機能強化など、企業の経営姿勢にも変化が出てきました。こうした流れは同社にとって有利だと思いますが、需給面で下がっているので、狙いどころかもしれません。
5192三ツ星ベルトは、以前にも触れた“伝動ベルトの大手”です。産業機械向けが今期は回復傾向で、自動車用ベルトも電動向けが好調に推移しています。一部アナリストは「為替差益が見込めない」と指摘していますが、実質153円台なら問題ない範囲でしょう。北米での落ち込みが収益悪化につながるという声もありますが、逆に大型農機向けの耐久性の高いベルトの需要が北米で強く、十分に補えている印象です。
