11月7日:今日の市場の見方

【最新】10月30日「僕らの株時代」YouTube配信

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朝から電車が急停車。危険を察知したということですが、最近は動物の飛び出しなども多いですから、ちょっと怖いですよね。以前にも書いたことがあると思うのですが、田舎で自分がレンタカーを運転していたとき、瓜坊(うりぼう)が目の前を走って横切ったことがありまして、あれは本当にびっくりしました。普段と違う車に乗っていたこともあって操作を間違えそうになり、危うく事故になりかけたんです。いやぁ、あれ以来、本当に注意が必要だと思いましたね。

さて、この市況。日々1000円動くような感じで、「5万円だから仕方ない」と言われても、どうも納得がいきません。自分の手持ち株がどんどん下がっていくような気がしてなりませんし、これが価格操作でなければ説明がつかないような売買です。とはいえ、価格操作というよりも「運用の妙」なんでしょうね。米国株への投資は将来に向けた“資産”としての投資ですが、日本株は“投機”、つまり“今日の勝負”という感覚。だから、事故(損失)に遭いやすし、買うときにも苦労する市場だと思うんです。

今の市場をぼやっと眺めているだけではダメで、5万円という水準なら「8万円、10万円になる」と思わないと、到底やっていけません。ただし、その場合は株式の価値そのものが倍になるような地合いでなければいけないわけで、今のように“選ばれし銘柄”だけが上がっている状況では無理がありますよね。だから、今の市場は正しくないと思うし、「ETFの売りと、選択された銘柄の買い」という運用の仕組みでは、本当の意味での日経平均の強さにはつながりません。そう考えると、バフェット氏の動きは決して悪くないと思うんですよ。商社株なんかもその一角ですし、過去のバブルだって最後は銀行株や電鉄、ガス・電力株で底上げしたものです。

つまり、この市場はまだ本格化していないか、あるいは“つくられた相場”だと思います。今はひたすら好業績・高配当を丁寧に押さえるやり方に変化はなく、むしろ焦りすぎているように感じます。運用者ではないのですから、もう少し先を見て動いてほしいですね。