ここがポイント(5/28お昼の講義)

売りが出ても当然の水準ですし、エヌビディアの決算期待相場ならば、今後の動きが予測しづらいというのが正直なところです。だから、昨日の後場の買いが一体何だったのかという疑問もあり、様子を見ていたら何も動かず、どう動くべきか迷ってしまう状況です。こういった時は嫌な予感が多いため、買いには踏み切れません。かといって、売るには少しエヌビディアの影響が怖く感じます。ですが、売りアルゴリズムが切れる時間帯だということもあり、ここから売りで決めるには少し難しい流れかもしれません。

こうした「腹の探り合い」のような市場になってしまうと、相場がやりにくくなりますよね。昨日のように安心感と需給のバランスで勢いよく上がった後では、投資家としては気迷いが生じ、どう動けばよいかが分からなくなります。個別株の動きも不安定になり、メタプラやサンバイオを買うことになっても、短期売買が中心なので難しい局面に入ることがあります。

こうした時には、主力株が動いてほしいのですが、それも反応がなく、イライラが募ります。後場が強くなると、想定外の銘柄に手を出してしまうこともあるので、ここは長期投資を視野に入れ、しっかりと選別した株式を丁寧に買うべきだと思います。今の市場は、少し「今を捨てた」ような雰囲気がありますが、位置的に安い銘柄を狙うのが賢明かもしれません。

上がらない相場だと感じるパターンが続くのは避けたいですね。

3524日東製網、6981村田製作所、1948弘電社