銘柄記録7月27日:今週の市場の見方
7/27備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
2157 コシダカホールディングスは「カラオケ まねきねこ」や、一人カラオケ専門店「ワンカラ」などを展開する企業です。2025年5月末時点で、国内に688店舗、海外には25店舗を構え、東南アジア各国への出店にも積極的です。
2024年9月〜2025年5月期(3Q累計)の営業利益は前年比+19.1%の83億円と好調(7/10発表)。この猛暑のなか、屋外での娯楽が敬遠される傾向が強く、こういった屋内型のレジャー施設は、想定以上の集客が見込めるかもしれません。
7003 三井E&Sは、船舶用エンジンで国内シェア首位を持つ企業です。海洋領域の機械事業を主軸に、メンテナンス事業にも力を入れています。脱炭素に関連する製品の開発・提供を通じて、企業成長と社会貢献の両立を掲げています。中核となる舶用推進システム事業は、環境規制への対応ニーズの高まりを背景に、業績をけん引する見通しです。国内商船向けエンジンでのシェア1位、環境対応型エンジンでも先行しており、高水準の受注が期待されています。財務面でも、自己資本比率は2021年3月期の8.5%から、2025年3月期には37.8%まで大きく改善している点が目を引きます。
9468 KADOKAWAは出版大手のKADOKAWAと、動画サイト「ニコニコ動画」などを運営するドワンゴが合併してできた企業です。ゲーム事業が順調に推移し、電子書籍も非常に堅調。猛暑の影響で外出を控える人が増えたことにより、自宅での読書やゲームへの需要が高まった印象があります。第一四半期の時点で進捗率が高く、また関税などの外部要因の影響を受けにくい業態である点も今の相場環境では魅力です。こうしたタイプの銘柄は、不透明な相場の中では組み入れ候補として意識しておきたいところです。
6971 京セラはコンデンサーなど電子部品を手がける大手で、太陽電池モジュール、通信機器、複写機なども扱う多角経営の企業です。前期の業績はやや低調でしたが、半導体関連の回復やコンデンサーの反発基調も見られます。特に、自動車向けの需要が安定してくるなら、同社の本格復活も視野に入ってくると思われます。為替が135円台と円安気味に推移していることも追い風になりそうです。関税問題の影響で控えめなガイダンスを出していたこともあり、15%関税の想定を超えるようであれば、数字にも変化が出てくる可能性がありそうです。