ワンチャンス(7/28お昼の講義)

「28日前引けの日経平均株価は続落。前週末比308.16円安の4万1148.07円で前場の取引を終了しました。」

EUの動きにも期待がかかる中、日本株は先週上がっていた銘柄を中心に、外需株が売られていますよね。売られる理由が全く分からないわけではないんですが、基本的には外需株を買いすぎてしまって、寄与度の高いところが一斉に下がっている、という流れだと思います。その分、対角線上にあるような上下水道関連や、次の関税ターゲットになりそうな中国関連が堅調に推移していて、まあ、全体としては想定の範囲内かなと見ています。

とはいえ、その他の銘柄が地合いに押される形で下がってきているのも事実で、多くの人が「去年の日程とドンピシャ」と言っているくらいなので、頭のどこかに昨年8月5日の下落がよぎるんですよね。あのときも、一方的に買われていた銘柄が下がるだけならまだしも、関係のない他の銘柄まで巻き込まれて下がった記憶がありますから。

ただ、自分としては、今回そこまで悲観するような相場ではないと思っています。むしろ、最終的にはトヨタの決算で方向が決まるんじゃないかと。あるいは、それまでは全体的に用心深くなる相場になるんじゃないかという気もしています。このパターンって、意外と後場にはしっかりしてくることが多いですし、「買いすぎた」銘柄以外は、ここまで来て特に新たな売り材料もないので、決算次第という感じで見ています。そう考えると、ここら辺の水準から少しずつ打診し始めてみたい気持ちにもなりますね。ワンチャンスくらいは最低限ありそうな気がするんです。

今は「押したものを買う」相場だと考えています。

3423エスイー、9468KADOKAWA、6981村田製作所