銘柄記録9月11日:今日の市場の見方
9/11備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
3864 三菱製紙は印刷や情報用紙が中心の企業で、王子HDの持分法適用会社、中堅どころに当たります。ドイツでの構造改革に伴う特損や検査測定の改ざんから来る落ち込みで、今期は相当悪化すると見られていました。しかし、家庭用製品の値上げや機能商品が堅調で、人件費などをカバーする努力もあって減益ではあるものの想定以上の健闘。来期はそのまま大きな収益に繋がる可能性があります。設備投資も踏まえて機能商品の厚みを増す計画。
8253 クレディセゾンは独立系カード大手。ファイナンスや不動産に強みを持ちます。これまで貸倒引当金の戻りが収益を押し上げていましたが、それがなくなり減収に。ただし、不動産事業は堅調ですし、金利上昇が今後も続けば収益に繋がる可能性は十分。とくにインドでの事業が大きく伸びているのは注目点。
4323 日本システム技術は独立系システム会社。医療ビッグデータが大きく伸びていて、以前から大学経営システムやパッケージも着実に拡大。AIの進展から来る案件も多く、好調が続いています。8月中旬までに株価が伸びた銘柄の多くがその後低迷していましたが、同社は早くも反転。PERは20倍以下と割安感も残っており、情報技術株の循環が一巡すれば再び流れが来る可能性を感じます。
6517 デンヨーは可搬型エンジン発電機で知られる会社。震災などが多かった昨年に比べると落ち込みと見られがちですが、あれは特需であって、本来の水準でも利益率は高いです。米国の在庫が年内に一巡すると見られており、大型LPガス発電機などの需要から商品も動き始めています。PBR0.75倍、PER12倍台は魅力的。関税の影響については「価格転嫁できる」としていて、ライバルが少ない商品性も強みです。