銘柄記録9月14日:今週の市場の見方
9/14備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
6728 アルバックは真空技術を中核に、半導体や有機ELを含むFPD製造装置を展開している企業です。半導体は先端ロジック中心に強い一方、日中のパワー半導体メーカーの落ち込みが厳しく減収傾向。ただ、会社予想を見る限り想定の範囲内ですし、堅調に推移すると見るアナリストがレーティングを引き上げています。高市氏のテーマに量子関連があることを考えると、同社のように伸び悩みながらも評価が高い銘柄は、意識しておいてもいいと思います。
4202 ダイセルは自動車向けの高機能樹脂が柱で、液晶フィルムやエアバッグも手掛けています。関税問題は長引いていましたが一応片付き、不利な点はあっても想定の範囲内。持ち株売却で投資資金を確保しつつ収益も維持しています。半導体向けも堅調で過去最高益を予想。もし中国・インド不安で株価が下がる局面があれば、エアバッグ需要が伸びている同社は面白い候補になると思います。配当利回りも高め。
4042 東ソーは今年の1月頃から紹介している銘柄です。塩ビや苛性ソーダといった事業は流行りではないですが、堅実に利益を出しています。半導体関連とは差が出ていますが、売買では着実に取れている印象。パニック売りの際には人気が薄い分、遅れて動く傾向があります。今の強い相場でもやや出遅れ気味ですが、原材料の値下がりで利益水準は高め。PBR1倍以下の割安・高配当株として見ておきたいです。
9433 KDDIは総合通信大手で、携帯や光回線を展開しています。個人向けも確実に伸びており、DXやAIの進展で事業は活発。ただ、株価が鈍いのは「派手さが無い真面目な会社」という印象が評価を抑えている面もありそうです。大容量プランや宇宙関連事業など、意外性のある取り組みも進んでいますし、自社株買いも12月に予定されています。PER12倍台と、この業種にしては評価が低めで、防衛関連としての側面も考えられる銘柄です。