乗らない売買(9/16朝の講義)
結局、今日も高いのでしょうが、意外に神経質な私は、人の動きがいつもと違うだけで気になってしまうんです。そして過去の動きを思い出して、つい重ね合わせて見てしまう。なんか違うんだよなぁって感じで見ていく、いやらしい癖があるんですよね。株式における「板情報」も、自分にとっては過去の記憶がパノラマのように浮かび上がって見える。だから、人がちょっとおかしな行動をとっただけで非常に気になるんです。
先日から気になっていたのは、中・印・露の集まりにブラジルまで加わるという流れ。それに対してあまり何もしなかったトランプさんが逆に気味悪く思えていたんです。それが今回は親ロシア支持国に関税を要求したことで、株式市場がFOMCでの利下げ期待や日本の総裁選で強気になるのは分かりますが、こうした懸念がある中での強気というのはやっぱり疑問がありますよね。ここで日本が中国やインドに本当に弓を引けるのか、って話です。
なんだか「米国以外では商売させない」という流れを感じますし、インドと調印したばかりの約束を考えると、日本は本当に難しい立場です。なのに新聞はやけに緩い論調で、日本の経済網や生き残るための視点をもっと真剣に論じてほしい。どうも目を「勝利選挙」みたいな方向に持っていきたがっていて、SQ前は相当売り要因として騒いでいたように見えました。
だからこそ、人の動きが今回だけは違うと感じていて、物色対象が変わるか、あるいは調整があっても良いと思うんです。まあ、弱気になれない環境ですから、自分は高配当や割安で下がっている銘柄を拾って待つスタイルです。そういう人間なんですよね。
3864三菱製紙、8253クレディセゾン、4592サンバイオ