銘柄記録9月25日:今日の市場の見方

9/25備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

4816 東映アニメはフジメディアの持ち株売却に伴う売り出しで、株価は急落した話は先日も書きました。ただ、企業の中身は変わっていないし、アニメの将来性も分かっていますよね。急落局面では短期資金が多く入り込んで重くなっていますが、月末や期末の投げがここで出るなら狙い目かと。いわゆる「しこり」ですが、日柄的にもそろそろ動き出しても良いところです。

7202 いすゞはトラックやバスといった商用車を製造しています。地域別売上高では約6割が海外。26年3月期の営業利益は前年比▲8.5%の2,100億円を計画。前にも触れましたが、注目は二つ。一つは自動運転の期待で、商用車から実用化が始まるとされています。同社はその分野に強く、テスト走行なども始める予定。もう一つはインドの政策で、自動車にかかる消費税を撤廃した点。同社はインドにも強みを持っているので、追い風になると思います。

8113 ユニ・チャームは乳幼児や高齢者向けのおむつでトップ、ペットケアも堅調です。海外戦略も順調で、生活水準の上がった東南アジアなどでは一定の収益を上げています。ただ、不透明な経済下で薄利のシェア拡大策が嫌気され、株価は下落気味。とはいえ、もっと大きな時代の視点で見ると、米国が迷走する中で世界の目はアフリカに向かい、経済支援も大きい流れになっています。生活水準の向上や人口増加が続く地域として開拓が期待されるので、長期投資型の銘柄だと思います。

3864 三菱製紙は印刷や情報用紙が中心で、王子HDの持分法適用会社。機能商品ではインクジェット紙が順調です。ただ、ドイツの構造改革の影響で希望退職の募集などもあり、収益は下期からやっと見直しの兆し。つまり特損発生で今期の数字は悪いのですが、中間決算あたりが底となるなら市場はすでに織り込み済みでしょう。決算前に嫌気されて株価が下がるなら、その局面は買い下がりのチャンスになるかもしれません。