銘柄記録10月1日:今日の市場の見方

10/1備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

9076セイノーの動きに少し変化が見えています。同社は路線トラックの業界最大手で、株価は低迷していましたが、先週末あたりから確かに売りは来るものの、明らかに迎え撃つような買いも入ってきています。前にも書いたように、同社は前期で相当な機械化を進めており、積み荷移動の省力化や倉庫の近代化で収益力を高め、人件費もカバーできています。通常の経済環境であれば収益率は高く、現状の株価評価は少し違和感があるんですよね。

7715長野計器は、機械式油圧計でグループとして世界シェアトップ。圧力センサーについては在庫が世界的に想定外の積み上がりとなり、大きな減益で株価も大幅に下落しました。ただ、在庫調整によるものであり、持ち直しは十分可能と見られます。産業用機械の落ち込みは関税問題からくる北米工場の需要や新商品の投入も控えていて、今が底という見方もあります。株価はすでに右肩上がりになってきていますし、大きく下がった局面では購入候補に入れておいても良さそうです。

2503キリンHDは前期に大幅減額を強いられましたが、今期は価格転嫁が進んだことや、想像以上の猛暑で飲料需要が相当高い水準となっています。研究開発費用が重いとの話もありますが、その匙加減はある程度効かせられるでしょうし、健康飲料の好調などから期待値は高い印象です。企業側も収益を上げやすい環境になってきていますし、ビールの減税効果も来期後半あたりに効いてくると思います。いや、来年もまた暑そうですしね。

3154メディアスホールディングスは、安定した経営を続けている医療機器卸の大手。消耗品から最先端機器まで幅広く取り扱っています。同社の強みは、全国に多く存在する医療卸企業を束ねるだけのノウハウがある点。病院経営の難しさから卸業全体で再編が進む中、病院在庫の管理などを同社が担うことで、病院の人員削減や効率化に直結しています。売上の伸び方はしっかり見ておきたいところですね。最近やたら陽線が多いのも気になるところです。