本当に強い(10/2朝の講義)
「1日の日経平均は-382円の4万4550円となり、4日続落。NY市場は続伸。ダウ平均は43.21ドル高の46441.10ドル、ナスダックは95.15ポイント高の22755.16で取引を終了した。」
昨日、友人と飲んでいたのですが、「いや、本当に下がらない市場だな」と話していました。本来なら昨日か一昨日に1000円クラス下がってもおかしくなかったという会話です。環境や要因を見ても買える人は少なく、食品などの外需株が大幅に下げて、「ちょっと、どうしたの?」と聞きたくなるような状況。決して市場の中味は良くなく、体感的には2日で1500円ぐらい下がった印象なんですよね。
3月からの上げを考えれば、ここで益出しというのは理解できますが、それにしても8月以降に下がった銘柄をさらに売る動きは、相当きついと思っていいんですよね。だから運用者は買うものが無く、利食い玉を「可能性が無い」と決めつけて投げている。結果として下がるのは一般的なバリュー株であり、少しでも欠点があると大幅に売られるわけです。
つまり、運用が保守的になっていて、債券金利が生きているからそれで良しとする流れ。その一方で人気銘柄は売りが来ても吸収できる買いが入りますが、中味があっても「大化けしないなら相手にしない」という空気なんですよね。その流れから大きく売られてきたので「ここは買い場だ」と思う自分と、「今は動けないから買わない」という人とで意見は分かれる。正解はわかりませんが、運用者の性格次第と考えると納得はできると思います。
6758ソニー、8306三菱UFJ、2503キリン
