10月7日:今日の市場の見方

昨日の朝から証券会社に連絡して状況を聞いたんですが、意外と閑散でオーダーは少ないくらいでした。まあ、月曜だからでしょうが。その後、上昇してくると金融機関が売りオーダーを出してきたのですが、その時にずっと個別を売っていた金融機関が、ヘッジで買っていたコールを今度は売り始めたんですよね。いや、だから店内は売りオーダーが強く、買いの観測は無いという状況だったんです。

だから昼までには止まるはずが、とにかく株価の維持さえすれば引けの指数系ETFのリバランスの買いが入る。日経平均が2000円上がれば2000億円最後に買わなくてはいけない、だから掘っておけば上がるという計算になる。結局それを狙って買い方が入ってきたんですよね。ですから最後に跳ね上がるんですが、先買いから引けに売りが出ても、今度は先物が買い戻しで残るので、エンドレスの強さになるんです。

識者の多くが「短命」と言う高市トレードですが、金融相場だけに資金はトレンド追随型の自動売買ですから、なかなか止まらない。金融機関が相当売っても、日銀が吸い上げた日本株はびっくりするくらい薄い売り物で、ピンポン球みたいに跳ね上がるんですよね。それでも説明としては「良く分からない」としか言いようが無い。強い市場ではあるけれど、要因となると運用主体者がどう動くかで、一般人には誰も分からないんです。

まあ、矛を収めるかどうかでしょうが、売り方はきついと思いますよ。