銘柄記録10月12日:今週の市場の見方
10/12備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
6701NECはITサービス大手で、軍需関連の一角。ハード・ソフト・ネットワークと幅広い知見を持ち、官公庁や大手企業向け、社会インフラ分野の案件を得意としています。最近では、サイバーセキュリティ事業でKDDIと協業検討に関する基本合意を締結。純国産のセキュリティ基盤構築を目指し、国内最大級の人材・売上規模を誇る事業体をつくる構想です。サイバーセキュリティ関連の政策思惑が高まる中で、大きく押してくる場面は注目しておきたいところです。
9715トランス・コスモスはBPO(業務代行)サービスと、マーケティングからカスタマーケアまで企業と顧客をつなぐCX(Customer Experience)支援を展開。国内外でのCX・BPOサービスの売上増と、それに伴う収益改善を見込んでいます。実際、2025年4~6月期(1Q)のCXサービス売上高は前年比+3.6%の706億円。BPOサービス356億円と合わせた進捗率は約26%と順調です。強みであるAIチャットボットやデータ分析ツールを活用した独自のCXプラットフォーム「trans-DX for Support」の受注も好調に推移しています。
2934ジェイフロンティアは漢方薬などの通販が柱。オンライン診療による薬の宅配サービス「SOKUYAKU」は理屈の通った成長期待の事業です。提携病院や薬局の増加により、着実な拡大が続いています。黒字化したばかりですが、攻めの姿勢を崩さず、化粧品や健康食品にも展開。さらに漢方では台湾企業と提携して拡充を進めています。M&Aにも積極的で、次の成長ステージを意識しているように見えますね。
7739キヤノン電子はキヤノンの子会社で、プリンターやカメラ向けのコンポーネントが堅調に推移。在庫整理が進み、収益体質は改善傾向にあります。主力のスキャナーは中国・インドで苦戦しており、収益は横ばいながらも、親会社の事業再編の動きから利益率改善の可能性があります。人工衛星関連の事業も手掛けており、キヤノン本体としても興味を持ち続けている分野でしょう。
