銘柄記録10月19日:今週の市場の見方
10/19備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
6506安川電機は、産業用ロボットやサーボモーターなどを手がけ、海外売上比率は約7割です。25年3〜8月期の営業利益は前年比+1.8%で着地(10/3発表)。3〜5月期の営業減益から増益へ転じました。株価は決算発表後に急騰し、そのまま戻りを試す展開に。ロボットをAIで制御する「フィジカルAI」への期待も高く、同社は半導体大手エヌビディアと協業し、23年には産業用ロボット「MOTOMAN NEXT(モートマン・ネクスト)」を市場投入しています。
9045京阪ホールディングスは、大阪から京都までの京阪電鉄を中心とした企業グループです。今期は万博に向けたバス輸送などで活躍しています。今後もIR関連として輸送部門の需要は残ると思われますし、中之島線の開通で不動産も順調。償却費は依然として多いですが、市内で将来に向けた有望なエリアをしっかり押さえた印象です。ホテル事業も高水準を維持しており、比叡山鉄道など観光資源の再開発にも期待が持てます。
1377サカタのタネは以前にも触れましたが、先日の決算が非常に良く、株価が大きく跳ね上がりました。野菜や花の種苗では世界トップクラスで、北米や最近ではインドへの注力が目立ちます。種苗だけでなく、造園や農業資材も好調で、国内事業も堅調です。為替想定は140円台と保守的で、今後も打たれ強い企業に変わりつつある印象です。ただ、こうした銘柄は相場が長続きしにくい側面もあるため、あくまで備忘録的な視点で。外需関連として、もし調整局面があれば買い下がりも検討したいところです。
3612ワールドは、「アンタイトル」や「タケオキクチ」などのブランドを展開するアパレル大手です。10月には子ども服ブランドのナルミヤを買収しました。春夏商品の不振などで主力ブランド事業は伸び悩みましたが、MCF買収による連結効果でその影響をカバーしています。株価は低迷していますが、企業としてはさまざまな改善策や刺激策を講じており、徐々に変化の兆しが見られます。26年2月期のコア営業利益は従来予想の200億円を据え置きつつ、ナルミヤの完全子会社化による利益寄与を織り込み、当期純利益を従来計画の112億円から120億円へ上方修正しています。
