銘柄記録10月26日:今週の市場の見方
10/26備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
5726大阪チタニウムは、高品質の金属チタンで世界シェアを持つ企業です。FAAがボーイングの製造上限引き上げを認めたことから、週末に動意づきました。安全面の問題だけに慎重だったFAAが緩和に動いたことで、今後も解除が続く可能性は高いと思います。株価は9月の上昇以降、低迷していましたが、今回の材料をきっかけに中期的な逆張りのチャンスになるかもしれません。来期は業績回復が鮮明ですし、電力の確保も進めている点は評価できそうです。
1852淺沼組は関西系の老舗ゼネコン。官公庁に強く、技術的な制約から事業の選別が進んでやや減少見込みではありますが、今期後半からホテル案件の増加が期待されます。また、高市政策から安倍派の流れを想定すれば、土木工事などの得意分野が増える可能性もあり、大阪IR構想の恩恵も大きいと思われます。大阪副首都構想だけでは語れない動きがありそうで、中期的な逆張り目線で見ておきたい銘柄です。
1876明星工業は、熱絶縁体に強い企業で、LNG出荷基地での実績もあります。バイオマス発電関連の工事なども手がけています。今期は大型案件の一巡や人件費上昇もあり大幅減益ですが、もともと大型案件が重なった収益だったため、むしろ“通常に戻った”と考えれば良いと思います。株価も緩やかな右肩上がりを保っており、市場がそれほど気にしていないのがわかります。米国などの活動を考えれば、同社はゆっくりとした上昇を続けると思います。決算で売られる場面があれば、打診的に見ておきたいところです。
5192三ツ星ベルトは伝動ベルトの大手。産業機械向けは今期回復基調で、自動車用ベルトも電動向けが好調に推移しています。為替差益が見込めないことや、北米での落ち込みが収益悪化につながっていますが、一方で大型農機向けの耐久性に優れたベルトの引き合いが北米で強く、ウクライナ問題以降、不足している農産物の増産で需要が膨らんでいます。トランプ関税の影響もあり、今後の伸びが期待できる分野です。
