日経平均の欠陥(10/29お昼の講義)

【源太カレンダー2026】発売のお知らせ
🗓 発売日:2025年11月4日(火)
💻 電子版:11月4日(火)10時より購入可能
📖 冊子版:期間限定受付(11月10日〜19日)
投資家のための先読みカレンダー。
ご購入・お申し込みは公式販売サイトより
「29日前引けの日経平均株価は反発。前日比1030.64円高の5万1249.82円で前場の取引を終了した。」
日経平均は+1,030円。そのうちアドバンテストの寄与度は989円。同社が揉み合ったり押しがある時には、東京エレク(寄与度114円)やソフトバンク(同121円)が支えて推移しました。後者2社も決算への期待がありますから、それも納得ではあります。しかし、この3社の上昇寄与度を合わせると、日経平均の上げ幅を軽く超えているんですよね。こうなると、指数そのものが“市場の体感温度”を反映していないというか、バブルの最後の方にも、こういう展開があった記憶があります。
先日も書きましたが、こういう相場で怖いのは、「好業績」と「自社株買い」での買い要因は十分にあるものの、9月までの揉み合いで好業績を織り込んで1万円ほど上げてきたことや、自社株買いも3%に届いていない点などから、少し評価が難しいということです。今日は買い戻しやムードで上がるのも仕方ないですが、この先は調整も十分あり得ます。
ソフトバンクや東京エレクなどの動きもありますが、これが“正常な市場の評価”かと言われると、少し違う気もします。他の企業が冴えないというよりも、日経平均の水準から守りに入ったような印象で、“毒に当たった”ような相場になってきました。相場を読む気力が市場関係者から薄れてしまった──そんな源太カレンダー「ポイントの日」になってしまいましたね。
日経平均の“欠陥”をうまく突かれたような気がしますね。
3927フーバーブレイン、9142JR九州、7545西松屋
