今日の見方(2月7日)
やっと落ち着いた天気ですが、今日も雪とかTVで話していました。しかし、北陸の震災に遭われた方はこの天候は本当に苦しいでしょうね。どうにかしてあげないと。
政府がまた何やら子育て増税の話しをしていますが、きついのはこうした増税がちまちま積み重なっているから、本当に給与を上げなければきつい生活になります。今回のベアは上がって行くのでしょうが、自分の組合の経験上思うのは、増税や保険料など含めた「手取り」計算を各局してこないことであり、企業は負担増でも従業員は貰う金額が変わらない、増税のための賃上げになることです。
いや、企業もきついんですよ。ベアで負担がありますが、社会保険は折半だから、三割ぐらいの負担に所得税と合わせるとなります。その負担は自分も会社やっているから判ります。そこに少し制度弄ったら倍化してくるのであり、中小企業はそこらのさじ加減も大変で、結局は売上げ3割、純利益が2割上がらないと勝てないという事になります。
こういうシンプルな話しがあまりされていないのですが、増税という奴がいかにきついかは来期後半から始まってきますし、支持率の低い岸田政権は登場当初から財務相とのパイプが強いという話になっていまして、財務相は終始のバランス取るために動くし、理屈は正しくても、現場はきつくなってきます。
結局はそのしわ寄せは国民負担となっていくのですが、ここで景気を一気に上げたい時期に、押さえ込んだら本当にきつい流れになってしまいます。過去、バブル以降好景気になりかけたら、消費税アップが三回、大増税ときつかったんですが、ことごとく腰折れてきました。また同じ事が始まってきた予感が、この日経平均の下落に繋がってきたら、増益ムードが一変してしまうんですよね。
せめて株だけでも強くですね。