今週の見方(2月25日)銘柄記録

今週の見方からの銘柄記録

★3099三越伊勢丹HDは週末の日経平均高の恩恵は無く静かな動きである。株価が好決算や自社株買いを受けて大きく上がっていたことや、PERが20倍超えてきたことも嫌気の要因だろう。しかし、好調なインバウンドは高級品が円安から伸びてきているし、国内勢の消費の弱さは十分埋めている。2月の配当落ちを嫌う流れの投げが、もう少し続くと面白い存在。

★2317システナはソフト開発企業であるが、先の決算で会社予想の数字達成は難しそうな流れで株価は下がった。自動車が前半鈍った動きだっただけに仕方が無い。自動車にシフトしていた分、重く動くのは仕方が無いが、ITサービスや物販なども明るさが見え始めて、来期以降はAI関連にも顔出しできるような状況。ここ最近の上げ方はそうした評価が始まってきたと思われる。

★9036東部ネットワークは横浜市東部の13社が集まった運送業者で、価格転嫁が遅れて収益が重く、先日の決算発表も数字の鈍化を嫌った投げで反応。ただ、燃料費が収まったことや、人件費も価格転嫁から黒字化しはじめたところを考えると、来期は飲料の回復が見込まれるなどを見ると、企業が少し変化してくる可能性があると思われる。

★7601ポプラはコンビニでローソンと共同店舗運営を行っている。ローソンのMBOから同社も影響があるとの見方から短期的に動いたが、同社は正常化した日常と徹底したコストカットやフランチャイズ型にしたために、決算数字が上がって来たことが材料になるべきだと考えている。こうした業績の出直り型を押さえて置くことは大事であり、しかも、株主に動きの変化がある物は株価の流れが変化することもある。「業績復調」と「イレギュラーな動きを期待」とを兼ねる株式をこの地合いは探したい。