確認作業【3/4朝の講義】
先物が4万円台に乗っても過熱感がないのは、選択色が強い市場であるから、半導体や日経平均寄与度の高い物以外は少し蚊帳の外なんです。昔から思い描く4万円台は過去の経験した「底上げ」というものであり、今回は専門家が何度も言うようにPERは過去のバブルに比べて低く、加熱感がないならばもう少し浮上しても良い銘柄が多いと思います。
つまり、今回は外国人も日本の運用者も水準から利食いはするのですが、その資金を海外売上げの高い儲かっている企業に投資し始めた外国人と、段階的に売っている国内運用者が日経平均に比べて低い運用を嫌って先物で対応しているのが、先週発表された2/19週の投資主体別動向で判り、「こりゃ飛んでくるぞ」という雰囲気がありましたよね。その結果がこの選別色強い流れを生んだと思っています。
それなのに先週の頭は日銀が金利を動かすなどの噂が立ったり、半導体が夢物語などと言われ押し込む流れもあったから、この上昇は一気に買い戻しせざるを得ないし、4万円のオプションの売りなどもあるから先物でショートカバーするしか方法がない買ったんでしょう。今週も高いでしょうが、自分は過去の法則からここから中長期移動平均が上抜き、今回蚊帳の外だった好業績株に向うのが筋だと思いますし、逆に日経平均は上がっても確認作業が必要だと思います。
6072地盤ネット、9022JR東海、4461オリエンタルランド