今日の見方(3月8日)

日銀のマイナス金利解除という話が盛り上がったと言いますが、実際には先週この記事は流れていましたし、その時は反応しなくてここで反応という感じ。なんか嫌らしい限りで、昨日はアルゴの売りが非常に厳しく、先物のポジションが崩せなかった生損保や投信の動きを図ったような叩きでした。しかし、根本的には自分は今週後半は荒れると踏んでいたので正解ですが、いや、こういう下げは反則ですよね。

つまり、誰でも判るのは「マイナス金利解除」は、実体経済から考えて金利が上がるとまではならない準備段階なんですよ。ですから市場は織り込んでいるのに、あえてここで書いて来て、それにAIが反応なんて事は無いんですよね。つまり、需給関係で売らざるを得ない玉が多かった部分を読み込んだ動きだと思います。

先日のネット講演で投信と信託の先物買いの話しましたが、33000円の後半で相当買い玉があり、その玉は普通は精算取引ですが、市場が強いから場で売ろうとしたという事であり、それが探知できた外資から見たら、売ってしまう感じで、運用者は今日の朝の値段が判らないから、日銀がという言葉で反応したんでしょうね。

勿体ないと思いますが昨晩大きく売り込んだ分、今日は市場は売り圧力がなく、買いに来てくれたら面白いのですが、まあ、それも無いようなどっち付かずの市場になってしまう気がしますよね。本当にこういう市場で良いのかと思いますが、この市場はだから需給相場というのであって、実際の経済や動きは関係が無く、金利は上るんじゃなく、マイナス金利が解除されるだけであり、米国のように金利の急騰ではないという事なんですよね。

しかもそれは今回は難しいと思うんですが、市場は理由がそうであっても、はじめから先物を買い過ぎた流れで、そこを突かれたという単純な需給と思います。