今週の見方(3月18日)

日経新聞によるとマイナス金利解除がほぼ決定したという流れで、ETFの買い入れもなくすという話し。過去からこういう風に書いて実は思惑が違うことも多かった。「検討に入る」というニュースと違って、今回は言い切っているからニュースの確度も高いのだろうと思う。市場は織り込んでいるという見方が多いが、週末の日経平均が堅くても個別株の力の無さは、本当に織り込んだとは思えず、どちらかというと外資系や機関投資家が買えば上がり、売れば下がるという図式。

日銀、マイナス金利解除へ 17年ぶり利上げ:日本経済新聞

つまり、売り切った国内法人は売り一巡しているし、金融機関でも投信などが動くし、決算の段取りから配当取りへの買い切りも金融機関はよく行なう。そうした流れの中から金利上昇を「まだ大きくは上がらない」と金利を折り込みと読むか、「資金の巻き返しが始まる」という風に売買するのかは外資の胸一つであって、我々が出来るのはこの時期らしい買い方と、下げに強いタイプや既に下がっている実力有る企業が、新営業年度になって動きが変化してくれることを狙うだけだと思う。

週末の個別株の売買や日経平均がしぶとくても、上げ下げのタイミングが非常にリズムが悪く、仮に上がっても良くある「選ばれし物」という感じであろうし、総体的な値上がりの訂正は無く、先日から空中戦を行なう売買をもてはやす市場の展開から、なんか注意していきたい気持ちが強く、自分はJR各社などや百貨店も買ったし、半導体やAIの突っ込みは買いましたが、新規では特にこれからすることはなく、選んだ物だけ保持し上がれば売るし、下がればその時から考えるという感じです。