新しい市場【3/19朝の講義】
昨日の上げはなかなかの物です。実に軽い価値観というか、さすがに先週末下がった株式が反発して、日経平均は寄与度組を中心に上がっているのですが、この前の上げと同じもので来たから特に良い雰囲気は無いんですよ。要するに、この市場の流れは買いすぎに対する調整だったのに、「日銀」ということを組み合わせた格好であり、世間で騒ぐほどの金利が云々というのは投資家は理解を示し、植田さんの慎重な発信は成功したと思います。
これが悲壮感から5000円も下がれば市場はストレスでしょうが、ある意味、今日はYCC解除含んだ各種の異常な状況を抜け出すには最適な場面だと思っています。それにしても、この市場は需給で変わるから怖い部分が強く、下がると「バブル」と騒ぐし、そのつど「バブルとは違う」という文章を求められ、結局は昨日のような急騰から収まってしまうと言う感じなんです。
なんちゅうか、今日は揺れがありそうなのですが、自分が思うのは騰落比率の状況から少し日柄が早く、需給も期末や月末の需給で良くはないと思うんですよ。なのにこうした上げがあると言うことは本当に新しい世界に市場は入ったんでしょうね。だから、同じようにここは注意していかないと、上がって当たり前、下がって当たり前になりやすいから、新たな強さを強調させるためには、今日のこの揺れで一年間休んだ株式を押える方に力を入れていきます。
8306三菱UFJ、3099三越伊勢丹、2602日清オイリオ