今週の見方(3月24日)
日経平均:移動平均乖離率
日付 | 日経平均終値 | 5日線乖離率 | 25日線乖離率 | 75日線乖離率 | 200日線乖離率 |
2024年03月22日 | 40,888.43 | +2.09% | +3.89% | +11.46% | +17.24% |
非常に強いが移動平均線との乖離が大きくなって動きが止まり始めたら、需給が悪化して急落があるのがいつもの流れ。今週は期末のリバランスが各運用で行われやすく、年金などの売りが出てきたら難儀だと思っています。他にも配当落ちを嫌う外資運用系の流れや、個別株も期待は良いのだが買い過ぎた株式も多いから、この期末と期初は判り難いというのが事実。従って、「下がれば買いの姿勢、上がれば動かない株式を考える」という方針でいきたいと思う。
要するに、四月の買いが多いと言われる外資は、付け替えの戻しで終わる可能性もあるし、年金やファンドのリバランス売りがあれば期初の買いは順当に始まるが、現状では株価水準が高いから、売って買うか、保持して新たな買う量を減らすのかという状況で、ここで下落がないのならば四月相場は期待ほど無いと考えて、対角を丁寧に押さえたり、下げに備えて今期好業績で着地しそうな企業を探しておくなどの考え方でよいと思う。
自分は売買がうまくないからこうした慎重な姿勢です。最後まで賑やかな株式をやってしまうと、そういうものが相場だと関違いして今後の売買が雑になることが多い。確かに、さくらインターなど派手であるし、時間かかったがイーロジット等も二日連続のストップ高。しかし、そうした株式をこの時期に追う必要はないし、食品や倉庫などで安いままの企業も多い。それらのポストは商品の値上げしているが原材料が安くなっていたり、倉庫などは流通の発展が好景気なら来ると思う。そうした企業をゆっくりと考えれば良く、「下手は下手なりに」という投資が新営業年度では求められる。
日銀の大イベントが上手く処理され、市場に影響がなく、米国の利下げもなかった。こうした動きを考えたときに、11月の米国大統領選挙のことも考えていく必要があるし、上がるだけの期待はあっても、前回よりも過激になってきていることは想像できる。そうした危惧も6月ぐらいから始まるし、とにかくトランプ氏の言動は読めないと思うと、外資が現在の大きく買い越した状況で、NY市場や日本市場にいることができるだろうか。
私のような弱虫は良くないが、強ければ買うものはあるし、今は損しない投資で大事に資金を使っていこうと考えている状況。普通の月末ですら難しいが、期末ですから余計需給は難解である。