ナーバスな週【5/13朝の講義】
非常に不可解な市場である。先週の水・木・金の朝の寄りからの下落は、普通では起らないことであり、金利上昇懸念があるとしても、少し売り方が早い気がします。ちょっと考えにくい下落で、こういう下げは少し考えてしまう部分で、「なんだ特需かいな」という終わり方の方があっさりするんですよね。
為替が反応していないから金利がそこまで重要視したとは思いにくいし、週末の夜間先物もピリッとしていないから、米国のこれから始まる経済指標にナーバスになると感じます。NY株の位置が高いですから、調整があってもおかしくないし。それが日本株は上がっていないから関係ないという風にも考えられますよね。いや、今迷うのは今期決算がやはり堅めの物が多く、自社株買いや増配はあるが、始まらないと判らないというのが正直なところ。
ただ、半導体も棲み分けが出来始めました。必要な物であるのは事実だし、商社などの増配や自社株買いなど派手に行なうのを見ていたら、ここはグロースのリターンと割安実力株のバリューの混合で動く方が良いという感じですよね。良い株式で安い物は多いし、冷静に普通の投資をここは根気強く乗り切るべきなんでしょうね。
SQは済んでいるから決算の良かった物で安くなっていた奴は、少しは変わるとは思うんですがね。
今週の主な予定
国内では、14日に4月の企業物価指数、4月の 工作機械受注(速報)などの発表が予定されている。また米国では、14日に4月の生産者物価指数(PPI)、15日に4月の消費者物価指数(CPI)、4月の小売売上高(速報)などが発表される予定。
3837アドソル日進、6164ディスコ、4186フィックスターズ