今日の見方(5月16日)
この一週間は高値から下がる商いばかりで、デイトレは決算で遊ぶという、それだけの市場。市場は変化時間でことごとく潰されるから、市場の信用性は岸田内閣の支持率に近い感じなんです。しかし、それは動きだけの話しであって、見てほしいのは昨日の売買代金が5兆円になっている事実は、外資系のアルゴの売りに対して、考えられないような買いが素直に入っているという事です。
個別株の手口がなくなり、先物の手口もないから、今は想像と細かい計算で割り出すしかないのですが、この大きな売買代金にそぐう位の売りが出ていると見るか、買い出ていると考えるのかなんです。日によって個別株は強弱が異なっていきますが、自分が思う動きは相当な銘柄入れ替えが行なわれており、しこりになるか、土台になるかが今日で判ると思うんですよ。
カレンダーで少し話したと思うのですが、今回のポイントの日は夜間だったから、そういう意味では今日で一巡とも言えますし、ここから発射とも言えるんですよ。自分は気持ちは後者ですが、雑株が甘いから仕掛けが難しい状況になっているので、先日から話す新しいタイプに一部チェンジさせています。そうすることからこの地合いに乗っていくんですが、一番堅いのは好業績で下がる株式が少し時間経てば上がり出すという事であり、恐らく、乗り換えを決算待ちにしていて、その決算でアルゴの売りなんか出るから、行き過ぎた売りになっていると思うんですよ。
だから意外に儲かった決算売買でして、下がった株式は最初は二段押しでしたが、昨日辺りから素直に反応し始めて、乗り換えの売りは一巡してると思うんですよ。今日の銀行株の動きは非常に興味深いと共に、先に決算出して動きが思わしくない物を今日は見ていこうと考えています。
位置が低い物が本当に低いし、意外に重要な位置にある企業が多いんですよ。だから、上がるか下がるか判らない位置ですが、まあ、保守的なイメージで今日からはやっていこうと思います。高い物は欲しくないですから。機械株とかよく見ておくと良いと思いますよ。今期の企業決算は設備投資が増えています。