今日の見方(5月21日)

ここは米国企業の決算のハードルが高いと見て、比重が高すぎる半導体を上がっても良いから少し手放しておいて、伸びるとしたらどの分野か考えて残すという風な動き方をします。ですから、半身で構えるという形です。資産は幸い最高水準を維持していますし、ポジションは悪くないから、長丁場に耐えられるのですが、自分の相性で夏相場に弱い傾向があるから、慎重に構えたいのですよね。

なんで夏に弱いかというと、高値を買うのが嫌いだから6月からの新しいタームに入ったら少し構えてしまい、逆張りをしてしまうことなんです。ところが、夏相場は強い物が伸びるケースが多く、バカンスや夏休みで情報が入りにくくなったら、同じ物がずっと上がったりします。そして、8月に天井を打つケースが多く、もしくは、8月まで株が下がることが多いのです。

市場はイランの大統領の事で警戒していますが、根本的には需給が左右する夏なので、農中の問題も無視は出来ないし、自分は昨日も東京海上が示唆した持ち株を全部売るという政策投資解消は、相当な売りインパクトだと考えています。そこらが今無視されているから気になるのであり、そういう流れは今の市場の上値の重さから諦めが出たらきついと思うんです。そうした部分から確かに位置もそう高くないから半導体を買っていたのですが、買いすぎているから、少し利食いなどして、想定が違うときのために動こうかと思います。

後ろ向きなんでしょうが、こうした用心で今まで切り抜けてきたし、折角儲かっているんだから、ここはポジションを半分にしたが良いと思うんですよね。だから大儲けできないのですが、それも性格だと思います。