今日の見方【7月3日】
昨日のシカゴ日経先物は40285円、確かに強いです。こういう強さは自分では乗れないタイプで、需給一本で引っ張られていますから、今日のような需給の変わり目は怖いんですよね。ですから、ここは慎重に対応という事でしょうが、かといって売りから入るには少し苦労が必要になるから、環境を見るしか方法はないという事なんです。
市場関係者は今年一月の上げ方を知っている反面、四月頭の天井打ちも知っていますので、目先投資は出来ても本格的な投資は控える形になります。だから、配当環流があっても一巡した後に誰がなんで買うかが見えないのであり、ここで企業業績が良くなると言われても、一週間前に「企業業績悪化」だの「消費が落ちた」だの話していたのに、なんで強気になれるかですよね。
典型的なのが百貨店でして、自分は一か月前に百貨店が想定以上の売上げだと書きましたが、その時には仕入れが高いからとか来期の伸びがとか揶揄されました。しかし、ここに来て好業績で急騰なんです。典型的なのが松屋の収益で、国内消費の多い浅草店は-20%、他は銀座や上野というインバウンド型の店は大幅な黒字と伸び。だから、来期以降はなかなか難しいという側面も多いですよね。
つまり、悪く見たら近鉄や地方百貨店とか良くはなく、弱い地合いならば逆に売り込まれてしまう要因もあるし、傾向からスーパーなどの企業は利益率が落ちる可能性を示唆します。まあ、そういうのがありながらの強気というのが自分は乗りにくく、今年も夏には弱いと諦めて、休むという様な行為になります。
突っ込みどころ満載の強気は今日が鍵になりますし、SQ以後が外資の休みから動きにくくなります。逆に買い要因がなく、弱気を詰め込んだ売り方の締め上げをSQまで豪快にやってきたら、まあ、強いときの夏となるから、ここは先ずはそこを見てから動こうと思います。