すごいもんだ(7/11朝の講義)
そもそもは7月頭は一番買い気が強いと言われて、調子が良いときは幅が出ます。外国年金の後半運用スタートに、配当環流という流れですから。しかし、近年その流れが逆に後半の利食いになってしまうから下がる方が多いのと、逆にETFの配当捻出やリバランスが多くなって下がっていたんですよね。ですから、今回のこの上げは「意外」ということなんです。
なんといっても景気の先行きはそう良くはなく、先買い型の市場は大型も来ていますが、基本は寄与度の高い物が多く、それらはPERも高いので買える物じゃないんです。しかし、マネーゲームという昔の言葉のように、上がるから買う、買うから上がるで、とうとう打ち勝ってしまいましたよね。ですから、今日のような週末はどこまで上がるのか想定も出来無いし、米国の数字次第でしょうし、ファーストリテーリングなどの決算も期待値が高くなっています。
しかし、経済的には人件費高騰から来る米国の企業の利益率が下がる物が多く、海外売上高が高い企業はここに来て嫌う流れも多かったんですよ。しかし、買うから上がるという流れは昨日のTOPIXの引けの売り需要に対して、手当が付いていたという事が大きいですね。こうなったら「買うしかない」という選択に多くがなるんだと思いますね。
ここまではレポート通りとして、ここからが余計難しくなりますね。
1959九電工、8306三菱UFJ、6981村田製作所