今日の見方【7月17日】
「先週までの上げはなんだったんですか?」昨日はそういう問いが大分ありました。自分は強いと思っていたから、「継続していますね」と返しました。すると、「明らかにスピードは落ちているし、結局は外資が好き曾てしたという事ですか?」と言われたんですよね。それはずっと話してきたことで、今大事なのは今回静観していた分出遅れたから、上がった理由はともかく、強い事実から何が効率的なのかと週末から考えました。
先ずは”積層セラミック”を焦点に、その考え方はAIから一歩前に来るという最後にテーマ的に動いたデータセンターへの安定的な電力供給で、これはIR講演会でアドソル日進の話しが大きく自分を助けました。ですから、柱は村田製作所であって、そこから迷ったんですが日本ケミコン、京セラが自分の週末からの布陣となりました。
日経平均が茶番であろうがなんであろうが上がったことが事実で、「バラシ相場」であったとしても市場に資金が多いから、一回のリバウンドさえあれば、市場は個別物色が強くなると判断し、週末の買いに対して、昨日の買い乗せや二番手三番手を仕込みました。つまり、この時点で株式の上がった理由は上がりを当てた人の意見で良いのであって、どうやって挽回するのかを考えなきゃならないんです。
それをこの時間でも「上げはデタラメ」「何で上がったのか」なんて後を引くようでは運用者に向かない体質であり、失敗したらずっとブチブチ言うような投資家になります。あっさりと自分が出遅れを取り返す算段を作ることが大事で、そうした売買からやり直しをしていくんです。理由はどうあれ上がったんだから仕方が無く、バラシならば昨日からおかしな流れになっているでしょうし、見たところ外資系の動きは小さいが、テーマは生きていました。だから、個人も運用者も上がったことを認めた上で、動き始めたと思って良いと思います。
こうした「割り切り」が強さを作るのであって、失敗は認めますが、週末書いたように泣いてばかりいられないから、「(この市場が)強くなるとしたら」という観点が大事なんですよね。しかし、そういう意味では今日の後場は大事で、またもポイントの日です。