今週の見方【7月21日】
週末の先物も大幅安という展開。半導体中国禍、トランプ優勢、為替介入、ハリス浮上、世界的なシステム障害と、どれかは関係ないんですが、全部下げ要因として言われてしまった下げです。最後には五輪で人がいないから下落となってしまいそうな気がします。いずれにしても買い過ぎたのは事実ですし、日程通りの下落転換は上がる要因を一応は調べてみたが、テクニカル的なこじつけが多く、結局は今度の決算を見てから再出動するかしないかという感じである。
今回の上げで気になったのは先々週の「投資主体別動向」でして、普通はETFの配当分は投信という手口ですが、委託の関係でしょうか信託になっていたこと。委託だからそういう事もあるんでしょうが、普通は投信という分類があるからそうですよね。買いは買い戻しやGPIFが買い増しだの言っても、結局は外国人がその換金売りを引き取ったような主体別動向になっていました。一手買い状況で2週間前までは欧州勢中心に「35000円必須」という売り方の理由が何も変化がなかったし、しかも事前に換金売りがあるのに高値で買いに来たこと。
いや、買いたいんならそれで良いのですが、株式ってのは勝算がないと買ったり引き受けないから、普通は安く買うように考えます。明らかに何かが動いたという気がします。先週からの下落は、買った物を売って来ただけぐらいの速さで失速しました。これで普通なのか、何かがあったのかと考えてしまいます。それがその投資主体別動向であったり、「バラシ」相場だったのかという感じで、よく材料系仕手系株でワラント発行して転換促進をさせて、転換売りが済んだら急落とかあります。
いずれにしても、日本株に対して悪い話しされたら仕方が無く、中国問題やトランプ優勢、介入は有るべき物でした。これで日銀がチャンスですから、想定よりも早く動くなんて話になってきたら買い要因があっても気がつかなくなってきます。大きく買ったから決算が関所になっているし、上がらない個別株も多かったから個人は儲かってはいないが大きな損もないです。ここから好業績で先の期待がある株式や、実際、ここまで外人観光客が増えたんだから素直にそれでも良いし、オリンピックでもトランプ需要でもここで大きく下がるならば手を出したい場面です。
気がついたら39500円ですから、そこまで下がってくれたら一回は日経平均以外とかが上がったり、テーマ的に皆が考えるようなときはあると思うんですよ。週明けがポイントの日ですが、何やら嫌なことが沢山溜って来ていて、それでもその先の世界で「ITは使わない」という世の中にならないので、そういう考え方にここは食らいつきたいですね。急騰急落がともに想定以上ならば、なんか又、想定外の事も良い方で起ることを考えたいですよね。しかし、自分達の後輩で現場の多くは、この上げ下げで疲れて今週から夏休みが増えて来ました。
そりゃ、休みたい気持ちに一票ですね。