今週の見方【7月28日】銘柄記録

大岩川源太の株トレード基礎技術
ワンランク上を目指す独習ガイド
2024年7月30日出版

今週の見方からの銘柄記録

☆6981村田製作所は先日から書いているように積層セラミックで世界シェア。同社の場合は理屈が分かりやすいから買い向う人が多く、しこりが多い事が想定できます。しかし、時間かかってもと考えたときに次のラウンドは秋から好転しはじめる電子部品ですし、そういう企業は時間かかっても付き合っていきたいNISA型だと考えます。今期から収益回復だけに決算では有利だとみています。

☆6971京セラはコンデンサーなどの電子部品の大手。太陽電池モジュールや通信機器に強く、現状よりも先で注目されるタイプで、前回投げ市場でも二番手以下の存在。前期不振の電子部品が今期から浮上してきて、前期のリストラが上手く機能した形。秋以降の電子部品相場を考えた時に、底打ちした業種から狙うのは鉄則で、その中でも有名企業を狙うと画人が買い始めたときに化けやすい。PBRも10倍割れ。

☆7752リコーは事務機の国内最大手。現在、拡大中なのはIT関連であり、複写機などの事務用品も殆どがIT化されてきている。その高度化の進展は今後AIなどの高度技術にも関わってくるし、機械も変化してきます。構造改革が上手くいっており、収益力が上がって増益予定。ただ、海外の構造改革に100億かけてくるので、その取り方が市場では難しくなっている。為替差益がカバーしてくると思われる。

☆6298ワイエイシイは半導体関連でもパワー系。株価水準は毎回「この辺りで買えば」という位置。下げ相場で嫌われる同社は決算で期待を裏切ることが多く、通期と四半期の数字の差が非常に激しい部分があるため。受注残の多さから計算する同社やアナリストに対して、個人は実際の数字で比較することからギャップが出ます。同社の場合、各種自動化を目指す企業だけにAI化から来る機械の変化は前半に多く、今期は意外に前半から良いと思われる。