今日の見方【7月30日】
為替触りながら先物売るような流れがまだ続いているのでして、利食い売りで下がるのは良いですが、「さあ、どうなる」という場面で細工で動くようでは、この市場はしれているというか、まだ底とは言えない部分があります。つまり、為替触ったという事はFRBと日銀のセットで考えている感じで、日銀は米国の動きからチャンスなんですよね。だから、0.1%でも上げておけばという話しなんでしょうが、経済の状況からは無理だと自分は思います。米国は少し重症になりかけているから急ぐべきです。
そうしたときに自分の好まない首相候補の方々が「金利は上げるべきだ」と声を上げています。その方がどのくらいの経済通か知っているでしょうが、総理になれるならなりたい人であり、総理メーカーにアピールの人達ですよね。本来、為替は政府が努力する物であり、物価は日銀がするというのが当たり前です。だから、政府は貿易黒字や産業の育成など、国力努める仕事であり、その事から為替の価値を作ります。
一方、日銀は資金の調整からコックを締めるのですが、政府が国民にばら撒いたから需給関係が壊れてしまったんですよね。だから、コストプッシュ型の物価上昇であり、景気というか消費は決して良くないんです。それを金利上げろってのは無茶だと思いますよね。しかし、それを狙っての相場を昨日やっているから、自分はやる気が無くなるのであって、「板子一枚下は海」という風に、この上げは日銀次第ですし、外資の対応が鍵になっています。本当にここまで下げてこれかと思うと、やめたくなりますよね。