今日の見方【8月6日】
唖然という言葉がありますが、昨日はLiveやっていて下がっているのは分かるが、何があるのか良く分からなかったという市場。もっと言えばリスクパリティの逆戻しは円キャリーを含むから、円高、株安、商品、仮想通貨と全部下がる要素はあります。しかし、本当に経済がおかしくなるという手応えが市場にあるかと言えば疑問。
つまり、言えば理由はあれどもここまで性急に下がるはずがなく、どこかファンドとか飛んで強制的に売却しなくてはならないことが起こったという事ですよね。これが環境とは別に下がった市場の二次被害だと思います。多分、為替から来る商品ファンド系か円キャリーで運用していたところが急激な円高から返済を迫られたという事でしょう。
ですから、朝一、野村HDや三井住友BKなどの外資へ貸し出しが多いところや、過去からデリバティブで大きな損を出したところが大きく売られていたので、その系統の何かがショートしたと考えています。こうした事故は早くて数ヶ月、遅ければ1年半ぐらいで分かることが多く、リーマンショックでも大分後でしたよね。
だから、とにかく昨日のような下落は唐突であるし、底まで一気に売るべきではないのですが、後場から売りアルゴ炸裂したときに、日銀の買いももうないし、望んだ政府だから金利上がって円高になっても、アホな主張した大臣は「上手くいった」と自覚がなく、首相辺りだって銀行出身ですから証券は関係ないという事。策は無いという事が露呈して、外資は勢いで今はやり放題になったという事なんです。
これが彼らが望んだことなんですよ。総資産日本は減りましたね。